SCM関連本

日本に戻ってきてから以下のSCM関連の本11冊を勉強した。

需給コントロールとコストコントロールを行い
売上の拡大とコスト削減による利益最大化を追求するのは
現場ではなくマネジメントの役割・責任だと思う。



↑①利益がグングン増加する製販一体改善
 これはかなり参考になった。利益を増大させるために
 どのようにサプライ・チェインをマネジメントするかという内容。

 営業部門は売上の最大化を目指し、製造部門は生産コストの最小化を
 目指す。このふたつはトレードオフの関係なので、全体の最適化を考え
 両部門を調整する「SCM部門」が利益の増大の鍵をにぎるとのこと。

 この「SCM部門」の役割は
 ・需給コントロール:需要と供給を調整し、在庫の最適化を実現する
 ・コストコントロール:売上単価・標準原価・物流コスト・残材コスト等をモニタリングし
            最適化する
 ・情報共有:売上拡大につながる情報を営業に提供する

今は「SCM部門」は存在しなく、変化があるたび対応する成り行き経営なので、
周りの変化を予測して戦略的に動くようにしていきたいな。

個人的には売上拡大につながる最適な情報をいかに営業に提供するかという
ところはなるほどなとおもった。
「製販一体」とは「製造と営業の一体」ということなのだな。


↑②よくわかるこれからのSCM


↑③需給マネジメント ~ポストERP/SCMに向けて
 この中で面白かったのはキリンビバレッジの製販ルールだ。
 新商品が発売されてから5週間は営業が需要と在庫責任と権限を負い売上最大化を
 追求する。5週間以降はロジスティクス部門に移行し、コストの最小化を目指すとのこと。

 飲料系の新商品は初めのうちは営業活動が売上を左右するので
 営業が主導しておこない、ある程度期間が過ぎたあとは残材のリスクをマネジメントし
 コストコントロールするとのこと。


↑④SCM経営を見える化で成功させる実務


↑⑤需要予測入門


↑⑥最強の営業戦略


↑⑦マザー工場戦略
 コマツ・東芝・富士通・日産・オムロン・ソニー稲沢の事例などあり、
 日本にある工場の方向性を考えられた。

 (マザー工場タイプ)
 鄯 試作型
 鄱 高度技術型
 鄴 技術伝承
 鄽 知財強化型
 酈 ソリューション型

 早く今の位置づけを変革しないと、存在しなくなってしまうだろう。
 日本から海外の事業所のオペレーション・需給バランス・コスト・戦略等を
 マネジメントするような位置づけになるべきではと思う。


↑⑧クリスタルボール 
 ザ・ゴールの著者のエリヤフ・ゴールドラットの著書。
 「売上と在庫のジレンマを解決する」というサブタイトルというに
 惹かれて読んでみた。


↑⑨適正在庫マネジメント


↑⑩サプライチェイン・エクセレンス

↑⑪サプライ・チェインの設計と管理